房州うちわの主材料は女竹という細い竹です。
当会では女竹を取らせていただける場所を探しています。
今回は、都市の人々の2拠点生活の起点となっている「ヤマナハウス」さんにお伺いし、親切にも色々案内いただきました。
~障がい者を日本の伝統的工芸品の担い手に~
房州うちわの主材料は女竹という細い竹です。
当会では女竹を取らせていただける場所を探しています。
今回は、都市の人々の2拠点生活の起点となっている「ヤマナハウス」さんにお伺いし、親切にも色々案内いただきました。
産学協働プロジェクトでご一緒している聖徳大学(松戸市)の学園祭(聖徳祭)に参加してきました。
房州うちわの販売をしたり、聖徳大学短期大学部の学生さんがデザインしたうちわのアンケートを学生さん自身に取っていただいたりしました。
多くの方にアンケートに答えていただき、うちわも買っていただきました。
チーバくんも遊びに来てくれました。
4か月前(2018年6月)に投稿された「房州うちわ」の紹介動画が、なんと再生回数100万回を超えました。
これは訪日外国人向けメディアであるIkidane NipponのFacebookページに投稿された動画です。
多くの「いいね」「シェア」の他「コメント」も多数付いており、伝統工芸品の職人は海外からも多くの賞賛をもらえる仕事だと感じました。
JR富浦駅前にある元観光案内所に当工房で作ったうちわを飾っていただいています。
近くの道の駅などで「房州うちわ」を見ることはできますが、道の駅に行かない地元の方が目にする機会は少ないのではないでしょうか。
地元の方々にも「房州うちわ」を知っていただくことが大切だと思っています。
先日、NHK千葉に「房州うちわ伝福連携」の活動を取材していただきました。
放送予定は8月29日(水)で、「ひるまえほっと」(関東甲信越/午前11時05分~)という番組の中の1コーナーで取り上げられる予定です。
先日取材のあった「房州うちわ」制作風景の動画が完成してYoutubeで公開されています。
とても素敵な動画になっています。
テキストのページも作ってくれました。
https://press.ikidane-nippon.com/en/a00118/
外国人に日本らしさを伝えるインターネットサイトの方が、「房州うちわ」の制作風景を撮るために東京から訪れました。
いつも指導していただいている、伝統工芸士の太田さんが撮影に応じてくださいました。
海外の方に「房州うちわ」を知っていただくいい機会になればと思います。
2017年5月から2018年2月の期間は南房総市の「市民提案型まちづくりチャレンジ事業」として助成金をいただきながら活動してきました。
3月21日の春分の日に、その活動内容を南房総市に報告すると共に、市民活動発表会にて発表しました。
房日新聞の関連記事
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=12130
発表した内容の概要は以下の通りです。
・「房州うちわ」講習会の参加者は延べ125名
・上達程度は参加者により様々だが、想像より上達している
・今夏の目標を「房州うちわ」として売れる団扇を作って一本でも売ることとする
平成30年度も南房総市の「市民提案型まちづくりチャレンジ事業」へ応募して活動を充実させていきたいと考えています。
親が伝統工芸品の仕事に従事していた場合、その子供は小さいころから親の仕事を見てていることで自然と仕事を覚えることができます。
ところが、子が親の仕事を継がないことで家庭内での伝承が途絶えた場合は、異なる方法で家の外の者に伝承していかなければなりません。
弟子を迎え入れて何年かは雑用しながら仕事を見て盗めといったやり方の職人さんもいらっしゃることでしょう。師匠の仕事を見て技を盗むというのも高度な技術が必要です。
「房州うちわ伝福連携の会」では、まずやり方を教えて、実際にやってみる中でうまくいかないところを個別に指導する方法で進めています。
「房州うちわ」は国が指定する伝統的工芸品であり、12年以上の経験年数を有していて試験に合格すると「伝統工芸士」として認定されます。
「伝統工芸士」になることは、職人としての誇りを与えてくれるのではないかと思います。