当会は活動拠点として、富浦作業所(就労継続支援B型)を運営するNPO法人生活自立研究会所有の建物を使わせていただいておりましたが、先月の台風15号で屋根が飛ばされ室内が水浸しになってしまいました。
被災直後には建物の取り壊しを考えておられましたが、その後は国に支援を求めるなど作業場所再建に前向きに取り組んでいただいています。
【朝日新聞に取り上げられました】https://www.asahi.com/articles/DA3S14212543.html
~障がい者を日本の伝統的工芸品の担い手に~
当会は活動拠点として、富浦作業所(就労継続支援B型)を運営するNPO法人生活自立研究会所有の建物を使わせていただいておりましたが、先月の台風15号で屋根が飛ばされ室内が水浸しになってしまいました。
被災直後には建物の取り壊しを考えておられましたが、その後は国に支援を求めるなど作業場所再建に前向きに取り組んでいただいています。
【朝日新聞に取り上げられました】https://www.asahi.com/articles/DA3S14212543.html
当会は千葉県南房総市で活動していますが、この度千葉県を直撃した台風15号によって建物の屋根を飛ばされてしまいました。
古い建物であったこともありこのまま取り壊すことになりそうで、当会の活動場所が失われてしまうことになります。
昔から房州うちわ作りが活発だった富浦から船形地区で活動を続けていきたいので良い物件を探しています。
良い情報があればお知らせください。
障害を持っている方は仕事を覚えることが苦手という場合が少なくありません。
教わったことや注意点などを本人がメモなどにとって見返しながら仕事を覚えられるとよいのですが、メモを取るのも苦手な場合も多いです。
そのような場合はできるだけわかりやすいマニュアルが存在することが期待されます。
ところが、職人仕事は師匠から弟子に口伝で伝えられマニュアルが存在しない場合が多いと考えられます。
小規模事業の場合は充実したマニュアルを作る余裕がない上に、師匠の仕事は見て盗めというそもそも教えるということが行われてこなかった場合は師匠となる人自身がマニュアルを用意することはほぼ困難な場合が多いと思われます。
そのため、障害を持った方のために職人の仕事内容をマニュアルに起こすという支援があると有効だと考えます。
最近、房州うちわ職人になることに興味があるという障害を持った方やその家族の方と複数人お会いしました。
いずれも住まいが房州から遠く、通い続けるのは難しいと思われる方々でした。
日本には全国各地に多くの伝統工芸品があります。後継者不足が多くの産地で共通の課題です。
先の方々はもっと近くに適当な伝統工芸品があればきっと担い手の有力候補になると思います。
多くの伝統工芸品産業が障がい者を後継者として受け入れることを積極的に検討することを期待したいと思います。
房州うちわ製造の21工程のひとつに、丸い穴の開いた柄尻に柳の枝を詰めてふさぐ「柄詰め」があります。
その「柄詰め」に使う柳の枝の皮むきを行いました。
これは近所から柳の木の剪定を行っていらなくなった枝を分けてもらってきて、うちわ作りで使うために皮をむくものです。
うちわ作りに必要な材料を用意するのもまた必要な作業です。
4月20日に当会の活動をプレゼンし、今年度も南房総市の「市民提案型まちづくりチャレンジ事業」補助金をいただきながら活動できることになりました。
この補助金は最長3年ですので、今年度で最後となります。
今年度は、来年度以降補助金なしで活動し続けるための仕組みづくりも行っていきます。
<房日新聞記事>
房州うちわ製造の第一工程が「竹選別」です。
うちわにちょうど良い太さと節間の長さを持つ女竹を選んで切ります。
竹の身が締まっている寒い時期に竹を取らなければならないため、冬の作業となります。
先日は「ヤマナハウス 南房総三芳のシェア里山」さんにお願いして敷地内の女竹を取らせてもらいました。
当会の活動を取材いただき、新聞に載せていただきました。
人工知能(AI)を搭載したロボットの発達によって今後多くの仕事が奪われると言われています。
家具作り職人の工房で、加工を担当するAIロボットがテレビで紹介されていました。熟練の大工でも難しいカットを簡単にこなすそうです。
AIロボットが発達すれば「房州うちわ」職人の仕事も奪われるのでしょうか。
そんなことはありません。
国が指定する伝統的工芸品の要件の一つとして「製造過程の主要部分が手作り」と規定されています。
そのため、伝統的工芸品である「房州うちわ」を作る仕事がAIロボットに置き換わることはないのです。